***鋭い観察眼を手に入れる。***



 しつっこいほど先述しましたが、モニタと実物はどう足掻いても違います。お手持ちの携帯で何かを写して自分のパソコン用のメルアドに送ってみて下さい。
 持ってない方は携帯を持っているパートナーや友達に、何かを写してもらって見せてもらいましょう。
 絶対に違っています。
 紫や茶色、白などは本当に再現が難しいです。
 これは覚悟しておいて下さい。
 ネット通販の一番のネックですから。
 このことは「
モニタは疑ってカカレ!」で詳しく述べました。だから、違うのです。
 そうなると、お店の説明文が色に関してはすべてになります。

 実話ですが、
 あるお店で半巾帯を買いました。
 商品説明は「象牙がかったオフホワイト」
 白い帯が欲しかったふじさわはこの言葉と、モニタの写真を信じて購入。モニタで見ることに関しては心配だったので家と会社、両方で確認しました。(おいおい。仕事しろよ、ふじさわ!)

 まあ、白といっても白から薄い灰色、クリーム色までは許容範囲として注文したわけです。

 で、届いたものはどう見ても濃いベージュ。
 良く言ってベージュ。
 濃い象牙色。
 緑がかった灰色。
 迷彩色の中の一色みたいな色。
 どーーーーこが「オフホワイト」だ!!!!!
 と、いうのが感想です。
 お春さんにも「また、渋い色の帯を注文したね」と言われました。お春さんに渋いって言われるなんて、こりゃ本当にめちゃくちゃ渋い色なんだ!と再確認。

 一日悩んで、やっぱり自分が欲しかったものとはあまりにも掛け離れ、お店の説明ともちっともあっていないと思ったのでメールで相談。お店負担で返品をしました。
 あれを「オフホワイト」と感じた店員さんって‥‥‥目がおかしいんじゃ‥‥‥(ごふごふ!あんたぶっちゃけ過ぎ)
 その後、同じ商品の説明文は変わりました。
 でも、変わった後の商品説明も微妙に合っていないと思うんだよね‥‥‥
 そのお店の商品はとっても可愛いし、一緒に買った別の帯はすーーーっごく気に入っています。実はもう一本、そのお店で欲しいな〜と思った白い帯があるのですが、どうにもこうにも白い商品に関しては不信感が残っているので注文する気になりません。

 その不信感には、お店から来たメールも起因しています。
 私の期待に添えずに申し訳ありません。というお詫びの文の後に、モニタで見ると織の帯は色が違って見えます。という言い訳が書かれていたのです。
 織の帯は光の反射でずいぶんと実物と違って見えます。
 そ ん な こ と は 知 っ て い ま す !

 第一、私が問題にしているのは「色」だけで、織の帯の反射のことなど言ってない!とムッとしてしまいました。それにしらけますね。言い訳した後にお詫びの文なら受ける印象も違うのだけど。



 はいはい、ここで冷静になりましょうね。ふじさわさん。
 お店からしたら、ちゃんとサイトを見て注文しただろうお客様から「思っていたものと違うから返品したい」と次々と言われ、ただ唯々諾々と受けていたら送料代ばかりが嵩み、大赤字。黒字経営なんて夢のまた夢。どんどんマイナス経営になります。
 だから、織の商品が違った印象を受けるという文章は言い訳じゃなくて、お店側のきちんとした言い分です。
 主張すべきことなんですね。(それがわかっていても腹が立っちゃうのが不思議なところ(^^;))

 実店舗で買う場合と違って、ネットで商品を購入すると、脳内で商品情報を勝手に推測して補足するために、届いた商品に対して見る目が多少厳しくなります。
 あと、買った後に「本当に買ってよかったのかな?」と自問自答するため、またもや商品を見る目が厳しくなるそうです。

 現在、私はネット店舗向けのクレーム対策の勉強をしています。(と、言ってもメルマガ購読してそういうサイトをいくつか覗いて、何冊か本を読んでいるだけなんですが)
 なので、届いた商品に満足できない気持ちがあるということは知っていました。頭の中ではね。
 この帯も、返品するかずいぶん悩んだのですが、やっぱりどう見てもこの帯はおかしい!!と決断してメールで相談したのです。そのクレーム対策のメルマガに書かれていることは本当だったよ。実体験したよ。はぁ〜。

 文章の配置一つでこんなに人間って受け取る印象が違ってくるんだな〜。って‥‥‥

 こういうクレームに対してもまた詳しく説明しますね‥‥‥
 クレームしなくてもいい商品が買えれば言うことないんだけど。
 ‥‥‥難しいんですよ。 



 本来、このお店では「思っていたものと違った」という場合は客負担の返品です。大抵のお店がそうです。
 ただ、この時の場合は「商品説明と違うと感じた」からお店負担での返品が可能になったのです。なので、商品説明は舐めるように、しつこくしつこく反芻しましょう。「○○色」と書かれていたらその色をぐぐってみましょう。
 そして、商品説明と違うんじゃないの?というものが届いたら、きちんと理論的に問い合わせをしましょう。なぜそう思ったのか。どこに自分がそう思った文章が書いてあったのか。そういう最悪の事態を想像しながら商品説明は読みましょう。
 着物は高いものです。
 自分が厳しくならなくては誰も厳しくは言ってくれません。
 鋭い観察眼を養いましょう(*><*)

 なんか、カッコよくない?鋭い観察眼ってvv
 こう、自分はスパイ。みたいな感じで(笑)‥‥‥え、どこが?ってツッコミはノンノン♪


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