030:そのデータは上書きして大丈夫? |
今まで、仕事をしてきて一番困るのは、データを消されることでした。 設計さんから送られてきたデータは、受領期間が一週間ほどで、二度もらうことはとても難しいものでした。 データは受領したら、必ず元データとして保存をし、修正など行うのは別名保存したデータで行うのがその時のルールでした。 受領したデータ消すわ、コピー取らないわ、保存した場所を忘れるわ(覚えていたとしても使える状態ではないデータ)‥‥‥ それを三回され、設計さんにお願いするのも心苦しいというか、もう言えないよ!! という状態の日々。 二十代後半の方でした。 その人が仕事をすると、全部見直さなければいけなくて、仕事が楽になることはありませんでした。 通常なら、新しい人が入れば、雑務が減る分楽になるはずなんです。 なんですが!! ちっとも楽にならない。 結局、その方は正社員採用でしたが、試用期間で終了しました。 結婚を控え、新居に引っ越していましたが、でも、でも、でも! 無理!! ・仕事の覚えが悪い。 ・言ったことをできない。 ・締切通りに作成できない。 ・わからないことを聞いてこない。 などなど、他にも理由はありましたが、試用期間で終了した最大の原因は『データを消す』ことでした。 その時の上司と二人で、二週間ほど毎日のように相談し合い、なんとか彼を仕事ができるようにならないか試行錯誤しましたが、無理でした。 上司も、私も、彼の不手際で想像以上に仕事が増え、彼の面倒まで見られませんでした。 面倒見てまで教える価値のある伸び代も感じられず、不満げな彼の態度に辟易としていました。 そのデータは、上書きして大丈夫ですか? 間違って削除したりしていませんか? サーバー上のデータは、削除してしまったら復元が難しいですよ。 もし、してしまったとして、笑って誤魔化したりしていませんか? 仕事で、笑って誤魔化すのは最悪の行為です。 (今、現在がそうなんですが、いい年した男に仕事で失敗して「でゅふふふ」って笑って誤魔化されると、殺意が芽生えそうになります(遠い目) 今まで、笑えば許してもらえたんでしょうね‥‥‥楽な職場だったんですね〜) 「このデータ、修正して」 と、指示をされたら、上書き保存していいのか、コピーして使うのかを必ず確認しましょう。 「このデータ、参考にして」 と、言われたら、絶っっ対に上書き保存してはいけません。 参考ですからね。 コピーして名前を変えて、どこに保存するか確認をして、それから作業に取り掛かりましょう。 仕事ができる、できないがデータ管理でわかります。 フォルダ整頓能力でわかります。 元データの取り扱い方法でわかります。 今、会社にいる「でゅふふふ」と笑う「おどおどクン」もこの『データを消す男』なんですよね〜。 そのデータ、作るのに、何時間かかったのか‥‥‥あなたが作れば、何十時間かかるかわかっているのかと、くどくど説教したい気分になります(T_T) いや、説教したところで、できるようになんてならないからしないけど。 データの取り扱いには、くれぐれもご注意を。 上司の二時間分の仕事を消去するということは、どういうことか、よーーーく考えてください。 ‥‥‥うわ、怖いわ‥‥‥ 二時間分の上司の仕事をふいにするって‥‥‥怖いわ〜。想像して背筋が震えたよ。 データを消すということは、たった一回で『私は仕事ができません』というレッテルになるのです。 汚名返上? 無理ですね。 二時間分の仕事を消去されたら、ずーーっとずーーーーっとずーーーーーっと恨みに思うので。もしくはネタにします。 飲み会で毎回チクチクやるレベルです。 ↑性格悪いな、お前。 どうか、気をつけてください。 |