***基本の後に創作***




 我が家のお春さんは、すっごい創作料理を作っちゃいます。
 この前、麻婆ナスに「大根菜」と「油揚げ」が入っていました。
 けっこう前、もったりとしたカレーの中にほとんど味のしみていない「角切り大根」が入っていました。
 普通の料理になぜか勝手に奇妙なものを足して、わざわざまずくしちゃうのです。
 んで、食べれるよ。と言うのです。

 「食べれる」と「美味しい」は別物でしょう?
 まあ、私はなんでもはっきり言っちゃう人なので、お春さんにも「もう入れないで」と言っています。
 でも、懲りないんだよな‥‥‥
 その大根菜と油揚げでお味噌汁を作ればいいのに‥‥‥
 むちゃくちゃまずければ、食べるのをやめて自分で作り直すこともできるけど、微妙にまずいけど食べれる。っていうのが一番‥‥‥困るんだよな(遠い目)



 と、いうことで何事も基本は大事☆
 というありがたいお話でした(笑)←自分でありがたいとか言うな。



 お着物は、基本さえマスターしちゃえばどんな種類の着物になってもそれほど変わりません。難しくなるのは帯結びくらい。
 なので、基本をマスターしてから創作すればいいんです。
 半巾帯に帯揚げしたり帯締めしたり、お洋服に使うシフォンを飾りに使う。コサージュを飾りにしたり、根付(ねつけ・ストラップのこと)を垂らす。
 柄物の半襟をつけたり、柄足袋を履いたり、レースの半襟をつけたり、エプロンみたいな帯を結んだり‥‥‥
 浴衣に衿をつけて着物風に着たり、振袖のように袖の長い浴衣や、ゴスロリ風のスカートのように裾を広げて下にペチコートを合わせたり(この場合丈はミニ丈です)。
 いろいろな着物屋さんで、いろいろなおしゃれを提唱していますが、とりあえずは基本から入りましょう。
 算数だって基本ができてから応用問題でしょ?
 九九さえ覚えればいろいろ計算が楽なように、着物も同じ。

 七の段が難しいのは、帯結びがややこしいようなもの。慣れちゃえば平気ですし、帯結びに関しては「つくり帯」「軽装帯」「らくらく帯」「取り付け帯」などと呼ばれる算数でいうなら計算機を使うかのように楽のできる「形の作られた帯」が売っています。着慣れている人も利用しています。

 数は多いけど基本(礼儀)は大事です。

 算数を、自由に解釈しすぎて因数分解なみにしている着付け教室や流派があります。簡単じゃないにしても、覚えられないような量の「礼儀」が必要だったら、日本人は日常着に着物なんて着ていませんよ(笑)
 繰り返していればそのうち覚えます。
 先に簡単な段だけ覚えていけば、いいんです(*><*)

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