***意外なところで和。***




 先述のように雑貨店に置いてある和小物や和柄・和テイストのもので目を肥やすこともできますが、意外と侮れないのが‥‥‥

 
手芸店。
 なのです。

 着物と手芸ってあんまり関係がなさそうですが、話が進めば半襟を長襦袢につけたりもしますので、まあ、さらっと聞いて下さい。
 ジーンズのリメイクがちょっと前から流行っています。
 とはいってもそんなに目立った流行ではないので知らない方も多いでしょうが。そんでもって和柄や和小物も意外と人気があるのです。

 なので、手芸店には和小物を作るキットや、和柄の布地がかなりあるんです。
 自分が手芸をするかどうかなんて関係ありません。
 うるさいコバンザメ店員に付き纏われることなく、思いっきり和柄を眺められるのが手芸店なのです!!
 春・夏の時期は、浴衣を手作りする方のために浴衣地も多く入荷しています。これを見逃す手はありません!!!

 そしてね、意外と見たことある?という生地があったりもするのです。
 縮緬(ちりめん・水戸黄門の「越後のちりめん問屋の隠居」は新潟方面の縮れた感じの布地を扱う商店の先代っていう意味なんですよ。決してちりめんじゃこを扱っているお店ではないっす。そういえば廻船(回船)問屋を海鮮問屋っていう魚介類を扱う店だと思っていたな〜。後はベタだけど「汚職事件」を「お食事券」とかね)ってこういう生地なんだーとか生地の勉強にもなるので、目を肥やすためにも手芸店には顔を出してみましょう(*><*)

 ちなみに、まだ先の話になりますが、羽織の紐は手芸店でちょっと道具を買って自分で作ったほうが絶対にお得です!!
 なんか、異様なほど高いんだよね、羽織紐。
 可愛くないのに8000円くらい平気でするんだよ!!!!
 丸ぐけ紐(まるぐけひも・布地を縫って中に綿などを詰めた紐)も手芸店で売ってるから、後はストラップ紐と留め具で簡単に作れます。
 別項目で作り方のページ作っちゃおうかな〜。



 そして、意外や意外と参考になるのが

 
文房具店。
 なのです。

 大抵の文房具店でなら「おりがみ」を扱っていると思います。
 ここには「友禅」「藍染」「古典柄」などが小さな紙面に描かれているわけです。折り紙なんてしないわ。とお思いでしょうが、見ているだけでも楽しいですし、自分がどんな色や柄が好きなのか把握できるようになりますので、そんなに高いものじゃありませんのでできたら買ってみて下さい(^o^)
 私は結構いろんな種類のおりがみを購入して、100円ショップで売っている写真フォルダに一枚ずつ入れて眺めていました。
 これは漫画を描く時に和風柄の参考や、着物を着ている人物の着物柄として眺めていたのですが、かなり役立ちましたよ。
 保存していたのは一枚ずつなので、残ったおりがみは友達の子供にあげたりしましたね。(今も三束くらい持っているので100枚くらいのおりがみが手元にあるのかな)

 小さいおりがみだと6センチ四方くらいの紙ですが、ここにいろいろな花文様が描かれています。
「これは菖蒲(しょうぶ・あやめ)、牡丹(ぼたん)、芍薬(しゃくやく)、菊、楓、竜胆(りんどう)、撫子(なでしこ)」
と、気になって調べれば花の名前にも詳しくなりますし、
「ああ、私は鞠(まり)柄が好きかも」
「花車もいいけど御所車(ごしょぐるま)の柄も素敵」
「やっぱり流水文様に惹かれるな〜」
「熨斗(のし)文様はいいなあ」
などと、自分の気に入る柄もわかってきます。

※熨斗文様→細い紙のようなものの束を紙紐でひとつに結んだような柄。ふじさわは小さな頃からこの柄が好きなの。小学校の頃に読んでいた学習雑誌に掲載されていた少女漫画で、主人公の女の子が初めて着た振袖がこの文様で、当時すっごく憧れたのよね。

 見終わったら収納に使うダンボールとかにぺたぺた貼って和柄にするも良し、お客さんが来た時にコースター代わりにするも良し。紙ですから使用範囲は広いので無駄な買い物には絶対なりません!

 ちなみに、いろいろ見てみた感想ですが、100円ショップのおりがみよりも、できることなら普通の文房具店で売っている少し高めの和紙のおりがみのが柄が精巧です。
 金銀が入っていてゴージャスな気分になれますよ(笑)
 大きなものは買わずに小さくていっぱい入っているもので大丈夫☆



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