***さあ、実店舗に行こう(^o^)***




 さて、実店舗でのお買い物。
 慣れていない方には呉服店に入るということ自体がちょっと怖いのではないでしょうか?敷居が高いですよね??
 なんでこんなイメージがあるのか。
 着物は高いもの。着物は芸術品。素人じゃ見分けがつかない。
 こういう、ある意味合っているけれど、ある意味外れたイメージがあるからではないでしょうか?

 新品を扱っている呉服店では店に入ると店員がわらわらと寄ってきます。
 洋服のお店でもそうですが、こういうコバンザメ店員さんを上手く利用して(なんだか嫌な言い方ですが)商品を説明してもらうのも手ですが、でも、こんなことできませんよね。私には無理です。いくら面の皮が厚くて、心臓に毛が生えていても無理です(^^;)


 なので、こういうお店ではなくて、まずは古着屋さんで目を養いましょう。

 みなさまのお住まいの地域によって違うとは思うのですが、ここでは愛知県で説明していきたいと思います。
 愛知県名古屋市に「大須商店街」という商店街があります。

@大須  金シャチ商店街  (どちらも大須を紹介するサイトさまです)

 「大須商店街」は東京の浅草のような感じなのですが、おばちゃん向けのサンダルのお店の隣におしゃれな古着屋があったりと、世代が入り交じって面白い雰囲気になっています。
 ふじさわのオススメはおばあちゃんのみたらし団子!新雀本店は仁王門通りと本町通り交差点の交差した場所にあります。みたらし団子だけでなく「きな粉団子」も試してみてね!七福堂の甘味も美味しいです(*><*)
 あと、ここの商店街にはういろとういろう(ビミョーに名前が違うの)のお店の本店があります。駅の売店などでは売ってない味などもありますので寄ってみると面白いよ!大須観音・大須演芸場・大須稲荷・パソコンショップ(というより電気街)・古着屋など歩いているだけで楽しいです!
☆地下鉄鶴舞線・大須観音駅徒歩1分。もしくは地下鉄名城線・上前津駅徒歩5分。


 ああ、単なる大須商店街紹介になってしまった(^^;)
 えーと、着物を扱っている古着屋さんだけでもたくさんありますので、こういうところで目を養いましょう。

 新芽ちゃんが最初に訪れるのに適したお店は
「コメ兵西館」さん
「コメ兵」とは名古屋で有名な質屋さんで、店舗がたくさんあってビックリするのですが、このお店で着物を扱っているのが西館になります。

 コメ兵さんはスペースが広く、着物を実際に肩に当てたりするのも気軽にできます。絨毯敷きの店舗ですので、遊びに行く際はブーツなど脱ぎ履きが不便な靴は止めたほうが無難です。
 お値段的にもそれほど高くはないと思います。
 洗えるお仕立て上がりの着物はわかりやすく並んでいます。古着に抵抗のない方はお試しを。

 「コメ兵」さん以外にも古着屋さんは点在しています。だいたいが大須観音の近くかな。奥まったところにも可愛い古着屋さんもあるようなので、また大須に遊びに行ったらレポートしますね!!
 実際に着るものを古着屋さんで新芽ちゃんが買うのは難しいと思います。ですので古着屋さんでは色柄とか、素材など自分がどんな雰囲気のものが好きなのかリサーチする気分でお出かけしましょう☆


 みなさまのお住みの地域で、気軽に入れる質屋さんや古着屋さんをご存知の方がいらっしゃいましたら情報をお待ちしています。ここに追加させて頂きます。
(東海三県ぐらいにお住みでしたら旅行もかねて大須に遊びに来ても楽しいと思いますよ)

 難しいことは抜きにして、古着屋さんでお店の雰囲気に慣れていって下さい。古着屋さんだとそれほど押し付けがましく勧められることもなく自由に見れると思います。




 古着屋さんで慣れたら大量仕入れ、大量販売を行っているお店へ。

 着物のお店で「安さが自慢!」と宣伝されると「えぇ!?」とお思いになるかもしれません。でも、これってばどんな商品でもそうですよね?洋服でも安さが自慢のお店もあれば、ものすごーーく高いブランドのお店もある。
 着物だってそうです。
 お仕立て上がり。つまりプレタもしくは既製品を主に扱っている格安店舗は存在します。そういうお店を探してみましょう。
 名古屋でしたら千種区・丸の内に店舗を構える
こちら「和道楽・着物屋」さまへ。
 みなさまの地域にも、探せばこういうお店は絶対存在すると思います。頑張って見つけてみて下さい!!(*><*)




 呉服店に行くならまずは「百貨店」に入っているお店へ。

 なんでかというと、一番危険度が小さいからです。
 ぶっちゃけて言えば、ショッピングモール、もしくはショッピングセンターなど普段の日用品を買うようなお店に入っているチェーン店のお店のが危険度が高いのです。
 危険度って?
 もちろんコバンザメ店員の出没率です。
 その代わり、扱っている商品が「お仕立て上がり」の「洗える」「小紋」の着物でも目の玉が飛び出るくらい高いです。はーーー、心臓に悪い。

 全体的に「百貨店内の呉服店」はブランド着物が多いです。横文字系の。んで、桜比率が高いです(^^;)洋花などの柄も多いので、このあたりはもう好みの問題ですね。
 こういうところでも地域やお店によってコバンザメ店員が出没します。
 頑張って戦いましょう!
「聞きたいことがあったら呼びますから」
「自分で探しますから」
 と、いう感じで寄ってきた店員に牽制しましょう。
 商品ぐらい自由に見させろ!!!!というのが正直な気持ちですが、あちらもそれがお仕事ですからね‥‥‥百貨店内の呉服店ならだいたいこの言葉で引いてくれます。
(が、5分もしないうちにまた寄ってくるけどね)

名古屋市内ですと
ブランドの可愛いアンティーク風の着物→JR名古屋駅に隣接の高島屋さん
落ち着いた雰囲気のプレタ着物→名鉄名古屋駅(新名古屋駅)上の名鉄百貨店さん
質のいいプレタ着物→矢場町駅近くの松坂屋本店さん

 と、いう感じでしょうか。私が実際に遊びに行って感じた雰囲気ですので‥‥‥
(この三店は比較的自由に見ることができました。特に名鉄さんは見やすかった!!)
 近鉄さんには呉服コーナーがなく、丸栄さん、三越さんはあんまりオススメできない雰囲気でした。

※百貨店の呉服店が総じて一番高い階にあるのは、昔は呉服コーナーが一番の人気で、そのシャワー効果を狙っていたんですね。最近ではシャワー効果はほとんど当てにできず、売れる売り場ほど階が下になっているようです。昭和の頃は百貨店といえば「お洒落をして出かける場所」だったんです。


 百貨店で開催している「呉座の市」や「B反市」などの単発の着物販売企画へ行く。

 これが、小さな文化会館とか着付け教室が開催の着物市だとちょっと危険度があがります。お気をつけて。(悪徳業者がやってる場合が多いんですよ。クワバラクワバラ。)

※クワバラクワバラ
 京都の地名「桑原」
 ここは平安時代に左遷させられて怨霊と化した菅原道真公の落雷が落ちなかった場所として、以後おまじないの言葉となった。なので平安時代以降の日本でのみ有効なおまじないです。

 百貨店開催のこういう着物市は、周辺のお着物好きのおばさま方がたくさんいらっしゃいます。なので、店員さんもそちらの対応に必死で、ふらふら〜とチープな格好で入ってくる人に興味を示しません(笑)
 なので、ゆったりと見て回れます。
 半巾帯も意外とありますので、広告などでこういう企画を見つけたら、覗いてみましょう。

 ※B反市
 正式には「B級反物の市」
 着物にはランクがあって、B反は着る時には表に出ない、端や隠れてしまう場所に傷や汚れがある反物を指します。通常価格では販売できないため、こんなふうに市を開いて安く販売するんですね。たいてい反物で販売していますし、正絹の高級品が主流ですので、仕立て代もかかるし、家で洗うことはほとんど無理だと思います。
 隅のほうに半巾帯や洗える着物が置いてある場合がほとんどなので、それを目当てで行きましょう!!




 町の呉服店訪問


 えーーーーと、呉服店というのは基本的に店員さんがお客様のお家に訪問して、その家にある着物を仕立て直したり、着物を帯にしたり、寸法を測ったり、店員さんが持ってきた反物を見ながら新しく注文をしたり‥‥‥という所謂訪問販売が主流でした。
 こういうのは、お店とお客様の信頼関係がしっかりしているから成り立つ関係です。
 近い例なら「サザエさん」の三河屋さん。サブちゃんが御用聞きとして回っているでしょう?あんなフレンドリーな雰囲気だと思って頂ければ。

 でも、お店側は現在の日本ではそういう販売訪問が恐れられているという現実をしっかり把握していない場合が多いのです。お客様と店舗内でしっかりと話し合って、徐々に信頼関係を築いて家に訪問‥‥‥というプロセスを踏まずにいきなり電話をしてきたり、訪問してくる場合もあります。

 必ずしもあなたの家の近所の呉服店もそうだとは限りません。
 ですが、こういう訪問されるのが嫌だ!!!という方は最初のうちは個人情報を極力漏らさないようにしましょう。
 地域の呉服店に足を運ぶ場合は、このことを踏まえておきましょうね。
 でも、こういう地域の呉服店が味方になってくれたら、着物を着るのも楽しくなるんだろうけど‥‥‥難しいですよね、ゼロから信頼を築くって。

 時折、町の小さな呉服店でもフェアなどをしています。そういう人が多そうな時期を狙ってこっそり覗いてみるのがいいでしょう。で、お店の雰囲気が好きになれたらふつうに覗いてみるのがいいかもしれません。


 ショッピングセンターやショッピングモールの呉服店へ行くの?

 
こういうお店に行く場合は気合を入れましょう。
 今までしつこくしつこく、しつっこく話してまいりましたが、店長さんの方針や本部の営業方針によって違いますが、
コバンザメ店員が一番出没します。
 こういう身近にある呉服店に、一番気をつけないといけない、民族衣装を気軽に買えない国って日本くらいじゃないかな〜。
 ベトナムでアオザイとか、韓国でチマチョゴリを買うのにこんなに注意するのかしら??オカシイ国です、日本。

 で、このサイトをここまで読んで下さったみなさまはコバンザメ店員にしっかり対応できると思います。できますよね?大丈夫ですか??

 私は大丈夫!という方はぜひぜひどうぞ!
 意外とコバンザメに当たらない人もいますので、そういうラッキーは逃さずに、しっかりとお店の中を探索して下さい。

 やっぱり怖いな〜という方は、着物にさほど興味のない人を連れて行きましょう。できたら異性、子供がベスト。
 お店に入る前に「10分以上いそうだったら連れ出して」とか先に頼んでおきます。
 連れの人にはあなたが店員と話が盛り上がっているのか、嫌がっているのかが判断つかない場合があります。
 なので最初から「呉服店は勝手にしゃべりだす店員がいるから、そういう店員が寄ってきたら「帰る」って言ってね」とか予防線を張っておきましょう。

 ええ、でも誰も付き合ってくれないよ。
 一人じゃないと見れない。という場合は、携帯を持っている方なら裏技で「10分後など時間を指定して自分宛にメールを送る」という手があります。
 お使いの機種によって違うかもしれませんが、意外と使えますので。試してみてね。

 そのうち慣れてくるとコバンザメ店員がちょっとの間は楽しくなりますので(話の強引な巧みさとか、上手く高い商品を買わそうという流れの持って行き方とかけっこう冷静に聞いていると関心してしまいます(苦笑))できることなら頑張ってあしらい方法を身につけて下さいね。

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