***振袖バナシ***



 初めてお着物に触れるのが成人式。という方は案外多いのではないでしょうか?

 と、いうわけでふじさわの振袖バナシ。もう何年前の話かしら〜と、一桁姑息に誤魔化そうとしたりして。(言わなければわからないのに‥‥‥)

 さて、実はこの時の振袖購入の仕方が、このサイトの根幹にもなっているのです(笑)

 ふじさわが振袖を買ったのは18歳のとき。
 高校生のときに、母@お春さんが所属している着付け学院の呉座の市がありまして、そこへ友達と一緒に見に行ったのです。(目的はいわゆる十二単(本来は女房装束、もしくは五つ衣(いつつぎぬ)と言います)復元を見るため)


 お春さん(ふじさわの母)曰く
・振袖は着る期間が限られるからあまり高いものを買わなくていい。
・その代わり、帯はいくつまでも結べるので、そのぶんいいものを買う。

 と、いうことなのです。

 目からウロコ。ぽろぽろ。

 なんでかというと、
 振袖は着るのは成人式、友人の結婚式(多くても2、3回でしょう)、仕事によってはお正月、彼や友達との初詣。くらいですよね?
 30歳も過ぎるとそろそろ振袖はイタイかな〜とも思いますし(苦笑・ごふごふ!)
 その反対に、振袖のときに結ぶ「袋帯・ふくろおび」は万能選手。
 訪問着や色留袖、附け下げなんかに合わせても、もちろんOK。つまりおばあちゃんになるまでずーーっと結べるということです。

 ですので、帯を良いもの・他のものと合わせやすいものを選び、振袖はそのときの自分に合うものを選ぶ。
 18歳で買ったので、私が選んだのはお花がいっぱいの御所車があしらわれた薄紅色と空色が可愛い振袖でした。(上から薄紅から白、間に御所車、白から空色とグラデーション。花片がいっぱい散っていて女の子!という感じの意匠だったなぁ)選んでくれたのは一緒に行ったお友達。ありがとう!!
 値段は、振袖が三河地方の家賃2ヶ月分くらいで、帯が私が持ってる中古の安い軽自動車くらい。(ぶっちゃけているのか曖昧なのか微妙なたとえだな‥‥‥)

 ですので、これから成人式の振袖を選ぶという方は、セットとかにしてしまえば簡単ですが、こういう選び方もあるのでよければ参考にしてみて下さい(^o^)

 あと、いろいろなイベント事に着るのなら礼装に合うような帯にしたほうがいいので(振袖も未婚女性の第一礼装ですが)金銀白で選ぶと黒留袖や色留袖に合わせやすいです。
 着物の色を暖色系(赤やオレンジ、からしとか)にするなら金の帯、寒色系(青や緑、空色とか)にするなら銀の帯などがいいのでは?
 私の帯は銀が主体で、薄紅色や空色などの淡い系のお花の刺繍がたくさん施された帯です。
 金の帯、銀の帯ってなんだかチョコボールの金のエンゼル、銀のエンゼルのようだ‥‥‥銀のエンゼルは何度か見たことがあるんだけど、金のエンゼルは今まで一枚も見たことがないなぁ。残念。しくしく。


 そういえば、無理矢理振袖を着せられて怒っているというか嫌がっていた人を何人も見てきましたが、着物が嫌だという方はきちんとご家族と話し合ってスーツにするとか、レンタルにするとか、別のこと(大学院進学とか、留学とか)に振袖代をまわしてもらうとかしたほうがいいですよ。
 成人式の振袖のことをブツブツ言っているのって‥‥‥「もう、大人なんだから言いたいことはきっちり理論武装して家族と話し合いなさいよ」って思いますから。(うわーー、キッツイよ、この人)
 初孫の人とか、女の子が一人しかいない‥‥‥とかだとお祖父ちゃんお祖母ちゃんの期待が大きくて断れないという事情もあるんでしょうが。

 私は19の時に着て、成人式で着て、バイトで着て、お正月にも着て、と十分着まわしました。帯は今でも現役で使っていますよ〜(^o^)お友達の結婚式の時に、ペルシャ文様の訪問着に合わせて結びました♪銀糸の帯なので寒色系に合いやすくて、寒色系が好きな私はこの帯、大好きなのですvv

 ただ、振袖が箪笥で眠っているのがもったいないのよね〜。送料とクリーニング代を負担してくれる人がいるなら貸し出しとかしたいくらいです。(おいおい)
 ちなみに振袖のクリーニング代は1万円近くするそうです。うははは〜。

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